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水泳部#13 どれくらいの大きさ?

今回はプールの規格についてご紹介します。

 

部員が日々練習する本校のプールは、長さ25メートルで、水泳業界では「短水路」と呼ばれます。(長さ50メートルの「長水路」の学校は少ないです。)浅いところで水深1.3メートル、中央の最深部で1.6メートルです。

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尾張地区予選は「長水路」の学校会場で行われ、タイムはストップウォッチで計ります。泳者も計測者も0.01秒差の闘いは熾烈で緊張感たっぷり。

 

一方、県大会は、名古屋市南区にある日本ガイシアリーナ内のプールで行われますが、こちらは野外ではなく室内。しかも広く美しい。水深2.0メートルで10レーンある「長水路」。水質も抜群で、透明度に感動します。毎日どれほどの努力を要するか、と頭が下がる思いです。

 

そのような日本水泳連盟公認プールには、飛び込み台下の壁面にタイムを測定するためのタッチ板がついています。厚さ1センチ。わずか1センチですが、0.01秒を争う闘いなので、厳格に短水路25.01メートル、長水路50.02メートルに設計されています。そのことだけでも、水泳の試合はどれほど厳しい競争を繰り広げるかお分かりでしょう。

 

自己ベストから0.01秒を削り取るために、過去の自分を今の自分が追い抜くために、地道な練習に励みたいと思います。

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男子ハンドボール部 大会報告~引退試合~新チーム

4月24日に総合体育大会が行われました。一宮高校で一宮高校と対戦しました。惜しくも敗れましたが、最後まで闘う姿が格好良かったです。後輩、保護者の皆様、約2年間応援ありがとうございました。

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5月5日に引退試合が行われました。3年と2年全員で出来る、最後のハンドボールを楽しむことが出来ました。笑顔で締めくくることが出来て良かったです。そして、後輩の皆さんから色紙をいただきました。素敵なプレゼントをありがとうございました。

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 3年生が引退し、新チームでの練習が始まりました。大会に向けて、日々の練習を大切に頑張って欲しいです。

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水泳部#12 金メダリストの金言

1学期の中間考査が終わりました。

1年生部員は、高校生活初の定期考査で戸惑いもあったでしょうか。2年生部員は、文系・理系に分かれての初試験で、昨年度との違いを感じたかもしれません。

3年生部員は、より難度の高い内容の理解に余念がなかったはずです。また、テスト週間で部活が休みになっている間に卒業アルバムの部活動写真の撮影もありました。一斉に飛び込む姿は躍動的で水面に映えました。

10日ほど空いた練習が再開し、これから総体に向けての仕上げに入っていきます。6月18・19日に尾張地区予選、6月25・26日が県大会です。2020年4月に入部した3年生もいよいよ総決算。勝負の時が刻々と近づきます。

 

さて、ここで3年生の入部少し前、2018年に時計を戻してみます。

この年は一宮南高校の40周年でした。実は、周年行事の記念講演にて、水泳の金メダリストが本校にいらっしゃったのです。バルセロナオリンピックで金メダルを取った鈴木大地スポーツ庁長官(当時)です。潜行する「バサロ泳法」が代名詞の世界的な選手です。まだ生まれていない部員よりも、保護者の皆様であれば、その名を知らない方はいないのではないでしょうか。

 

本校公式ホームページの当該記事を再掲載します。

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本日、一宮南高校創立40周年記念事業の一環として、スポーツ庁長官 鈴木大地氏をお迎えし、記念講演が行われました。

演題は「昨日までの自分を越えていけ」。生徒、保護者に向けて、日本のスポーツ行政に関わる話題をおりまぜていただきながら、生徒に対して、元気の出る、明るい希望をもつことができる講演内容でした。

1984年ロサンゼルスオリンピック、1988年ソウルオリンピックでのご自身のお話、2020東京オリンピックに向けた取組の一端も語られ、この中から大会に関係する人もいるかもしれません、とのお言葉に大会が近づいてきたという実感がわいてきました。鈴木氏の講演の中でのお言葉、「正々堂々と戦う。正々堂々と勝つ。正々堂々と負ける。」「カマラデリー(ライバルを越えた仲間意識【フランス語を語源とする言葉】)をもつ」「海外に出てさまざまな価値観を学んで欲しい」などのメッセージに、たいへん多くのことを学びました。

本校は、今日を新たなスタートとして、新たな時代に主体的に対応し、課題に向かって新しい道を切り拓くたくましい人材の育成に教育を通して社会に寄与するとともに、生徒、保護者、地域に愛される学校を目指して、引き続き努力する所存です。今後とも、本校の教育活動に御理解と御協力をたまわりますようお願い申し上げます。

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いかがでしょう。鈴木大地スポーツ庁長官(当時)のメッセージは今もなお一宮南高校を導くものです。そして、背泳ぎで世界を制した水泳の先輩からの想いは、特に水泳の後輩である部員たちがかみしめなくてはなりません。大変ありがたい縁があることに改めて意識を高くし、総体に向けて日々練習を重ねていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

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男子バレー部、県大会に出場しました。

5月14日、岡崎市体育館にて開催された県大会に出場しました。
中京大中京高校と対戦し、0-2(21-25,15-25)で惜しくも負けてしまいましたが、最後まで健闘しました。
3年間の集大成として、部員は悔いなくプレーできたと思います。
次に発足する43回生を主体とするチームでも県大会に出場できるよう、全力で頑張っていくので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

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水泳部#11 選手を支えています バックヤード編その2

前回バックヤード編その1に続いて、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません

 

巷で話題の秘密の扉です。中はどのようになっているでしょうか。

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鍵を開けると……ポンプ室でした。高さが1メートルほどしかないので、時計を持ったウサギを追いかけるアリスの気分⁈で、頭をぶつけないように腰を屈めて入ります。

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中はこんな感じです。動いているので工事現場並みの音がします。

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室内反対側は、薬剤を投入する装置たちです。

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積まれた段ボールの山。PH(+)調整剤、プール用浄化剤、プール用殺菌・消毒剤などです。天候によってプールの水の数値は変わりますので、経験と知識で投入薬剤の種類や量を決めます。化学の実験に似ています。

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このようにして毎日適切な水質を維持しています。練習日でも休養日でも関係なく、シーズン中は毎日管理することは大変ですが、選手が練習に専念できる環境づくりはやりがいのある役割だと言えます。

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水泳部#10 選手を支えています バックヤード編その1

前回プールサイド編に続いて、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません

 

プールサイドでの残留塩素PH測定器による水質検査は記載済みです。コンバレータを朝日に照らして色調を見ると、自然を相手にするスポーツだなと感じます。

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さて、その計測数値をもとにプールの外回りと言いますか、バックヤードの薬剤調整が関連してきますので、ご紹介しましょう。それでは探検ツアーです。

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まずこれが温水シャワーの給湯器です。肌寒い日の命綱とも言えます。むき出しの配管がごつくて業務用感が出ています。

 

次は沪過塔です。藻等汚れた物質をろ過する装置です。画像からはわかりにくいかもしれませんが、高さ3~4メートルはある巨大なものです。

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そして、沪過ポンプ制御盤と秘密の扉です。中はどのようになっているでしょうか。

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令和4年度 総体予選

4月23・24日に総体予選がおこなわれました。

一宮南高校はベスト4となり、県大会の出場権を獲得しました。

県大会の初日は5月14日に開催されます。全力を尽くして試合をおこないますので、応援のほど、よろしくお願いします。

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アイキャッチ用

総体予選に出場しました。

5/7(土)、8(日)に行われた第76回愛知県高等学校総合体育大会尾張支部予選に出場しました。

男子個人では祝選手が見事優勝することができました。また、男子団体では第3位入賞を果たし、県大会出場を決めました。

女子の結果は、個人と団体ともに全力を出し切りましたが惜しくも敗れてしまいました。

県大会までの限られた時間を大切に、チーム一丸となってベストを尽くしたいと思います。

 

 

個人

団体

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水泳部#9 選手を支えています プールサイド編

自己ベストを目指して、ゼロコンマ何秒を削り出すために懸命に泳ぐ選手たち。球技のように道具を使うわけでもなく、己の身体ひとつで闘う過酷な競技。ひたむきに努力する姿は見ていて清々しいです。

また、選手たちが練習に専念できるよう献身的に支えるマネージャーたち。彼女らの担う仕事は多岐にわたります。水泳部はマネージャーの支えなくしては部活が成り立たないと断言できます。

そこで今回は、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません。

練習前、最初にやることは、水質検査です。マネージャーは手際よくいとも簡単に行いますが、他部活の人間が見ると、ちょっとした理科の実験をしているように思えるでしょう。以下、その手順です。

① 温度計で気温と、プール中央の水温を計測する。
② 管理室から残留塩素PH測定器を持ってくる。
③ 2対の付属試験管の目盛りの高さ(10ml)まで採水し、検水とする。
④ 残留塩素測定用錠剤試薬をひとつの試験管に添加し、ふたをして5~10秒軽く振る。
⑤ もうひとつの試験管には、茶色い小瓶に入ったPH指示薬をスポイトで目盛りの高さま  で吸い上げ、添加する。
⑥ 残留塩素測定用のダイヤルをコンバレータにセットする。
⑦ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑧ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑨ PH測定用のダイヤルをコンバレータに差し替える。
⑩ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑪ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑫ ①と⑥と⑨の測定値を、安全管理のために義務付けられている「プール管理日誌」に記入する。

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さて、水質検査の次に行うことは、テント張りです。天井のないプールにおいては、直射日光を避けられる場所の確保が大事です。プールサイドにテントを張り、各足に重しを載せます。

それから、倉庫に保管してある練習用具(マルチボードやハンドパドルなど)を準備します。管理室からキャスター付きのスポーツタイマーも引っ張ってきます。

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一連の準備は、選手が水着に着替える間に、てきぱきと行われていきます。その働きのおかげで、選手は安心して泳ぐことができるのです。

 

ちなみに、野外のためどうしてもプール水面には様々なものが浮かびます。鍋料理の灰汁をすくうように、専用道具で常にキレイにすることも心がけています。

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