自然科学

森の研究2021

愛知県犬山市塔野地大畔地区には、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林生態水文学研究所犬山研究林(以下「犬山研究林」という)が広がっています。3月26日(金)、この犬山研究林での実習に参加してきました。昨年は新型コロナウイルス感染症のため休校になり、実施できなかったので2年ぶりです。市邨高校、一宮高校、本校の3校合同で、参加者生徒35名でした。指導は東大の先生2名、犬山研究林利用者協議会の皆さん10名でした。
密を避けるため4班に分かれ、午前は、東大の先生方の指導のもと、長期生態系プロットで一昨年に測定した木(ナンバーがついている)の胸高直径の測定を行いました。研究林には20m×20mの方形区があり、4区画(10m×10mが4つ)に分けられています。班ごとに1区画を調査しました。その後、日本林業遺産を見学し、大正時代には完全にはげ山だった写真を見ながら、土砂流出を防ぐ取組みについて説明を受けました。
午後は犬山市市民健康館で2部屋に分かれ、今回のデータを過去のデータと比較し、どのように森林が変化してきたか、今後どのように変化するかを検討しました。また、利用者協議会の皆さんから、犬山研究林に生息するギフチョウ、その他の動植物のお話を伺いました。
お忙しい中、1日ご指導くださった東京大学の先生方、犬山研究林利用協議会の皆さん、本当にありがとうございました。

1.演習林説明板 2.測定中

3.鉄鋼堰堤で説明を聞く 4.林業遺産の前

5.説明を聞く 6.集合