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生徒会役員選挙で電子投票を実施しました(9月25日(水))(ICT#021)

9月25日(水)に、生徒会役員選挙の立会演説会と投票を行いました。前回の選挙より、本校では紙による投票ではなく、「Google Forms」を活用した電子投票による方法で実施しています。

探究情報部では、生徒会部と共同で「生徒会選挙集計キット」開発して、教員と選挙管理委員会の生徒双方の時間と労力の大幅な削減を実現しました。

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本校では、すでに多くの生徒用アンケートや小テストなどを「Google Forms」や「Microsoft Forms」を用いて実施してきました。例えば、先日行われた南高祭(学校祭)の事後アンケートについては、かつては紙媒体で実施していましたが、現在は「Google Classroom」に「Google Forms」へのリンクを配信することによって実施しています。

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生徒会役員選挙を、従来のアンケートと同じ要領で「Google Forms」で実施する場合、どの生徒がどの候補に投票したか、教員側のアカウントに履歴が残ってしまいます。逆に、誰が誰に投票したのか履歴を残さない設定にすると、理論上1人で複数回の投票が可能になってしまい、生徒会選挙の公正性が損なわれる可能性がある、という問題点がありました。

 

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従来の方法では生徒会役員選挙の公正性を担保することが難しいため、探究情報部では新たに「生徒会選挙集計キット」を開発して、新たな方法で選挙を実施することにしました。新たな方法では、体育館での立会演説会終了後、「生徒会選挙集計キット」で生成した「投票用コード」を教室で生徒1人ひとりに紙媒体でランダムに配付します。

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「投票用コード」の右側には、投票に使用するフォームへアクセスするための二次元コードが印刷されています。フォームにアクセスすると、「投票用コード」を入力するための欄が出てきます。「投票用コード」は生徒1人ひとりにそれぞれ異なるものが発行されており、フォームに入力するとコードが正しいかどうかチェックが行われます。

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このコードをチェックすることで、「匿名」で「1人1回のみ」に投票を限定することができます。

「投票用コード」には「チェックディジット」と呼ばれる、学校側が発行した正しいコードであることを確認するための文字列が埋め込まれています。例えば前回の選挙では、1つひとつの「投票用コード」に「3A69」という文字列が生徒側にわからないように埋め込まれていました。この文字列を含んだものでないと、フォームにあるコードの入力欄より次のページへ進むことができず、投票が正常に完了しないように設計されています。

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この「チェックディジット」により、投票用コードを類推・偽造して複数回投票する行為を防止することができます。投票は教室で各担任の監督のもと厳粛な環境で実施し、生徒どうしが各々の投票コードを見比べて、「チェックディジット」を推測できないように配慮しています。

生徒には「投票用コードを Google Formsに正しく入力しないと、有効票としてカウントされない」ことと、「同じコードで2回以上入力した場合、1回目の回答のみが有効になる」ことを選挙管理委員を通じて伝えました。

また、欠席者分の「投票コード」を確実に回収して複数回の投票を防いだり、全クラス終了後フォームの回答受付を終了したりするなど、公正に選挙が実施されるよう工夫しました。

(集計時に生徒会担当者が Microsoft Excel の関数を使ったり、総数をカウントしたりすることによって、発行されたコードであるかの再確認を行っています)

 

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写真は前回選挙の投票の様子ですが、今回も投票と集計は問題なく終了しました。

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新たな方法を導入したことで、教員と選挙管理委員会の生徒双方の時間と労力の大幅な削減を実現することができました。

本校では、今後もオンラインツール等を効果的に活用し、校務負担を軽減するための方法を模索していきます。

 

愛知県立一宮南高等学校 探究情報部

 

本校の ICT 教育への取り組みについては下記をご覧ください。

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