校長挨拶



ようこそ「一宮南高校HP」へ
第11代 校長 前川 晴彦(まえかわ はるひこ)
愛知県立一宮南高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、濃尾平野の北部、一宮市千秋町にある全日制普通科高校です。昭和54年に創立され、今年度で44年目を迎えました。卒業生も1万3千人を超え、各方面で活躍をしています。本校の特色は、教育活動すべてに全力で取り組む、少し「欲張りな」学校という点にあります。普通科として希望進路の実現を目指すのはもちろんのこと、多くの生徒が3年生まで部活動に所属し、上位大会出場を目指し努力しています。学校行事については、この2年間コロナ禍で十分な活動ができませんでしたが、毎年群団制で行われる南高祭は大いに盛り上がり、学年を超えた絆が深まります。生徒たちは、3年間の高校生活の中で人間性の幅を広げ、自主性や感性を高め、大きく成長していきます。
さて、今、世界を見渡しますと、社会全体がデジタル化や技術革新によって大きく変化しつつあり、国際関係も複雑で予測困難なものになっています。また、新型コロナウイルスだけでなく、地球温暖化による異常気象や災害、飢餓や食品ロス、技術の進歩や自然環境破壊、人々の分断や格差など、解決を迫られる多くの課題が存在します。こうした社会を生き抜くために、答えが容易に出ない問題に対して、自ら考え、他者と協働して、行動をする力を身に付けることが求められています。こうした時代に対応した教育を進めるため、本校では昨年度、グランドデザインを作成しました。本校の開校以来の教育の伝統を、「たくましく生きる力」「思いやる力」「社会とつながる力」の3つにまとめ、高校生活の目標として、6つの「資質・能力」(主体性・思考力・発信力・創造力・協働力・自己肯定力)の獲得と、3つの「生徒像」(「夢や志の実現に向けて、自ら学び、考え、行動し、粘り強く努力できる生徒」、「創造力とコミュニケーション力を発揮し、協働して課題を解決できる生徒」、「グローバルな視点で考え、行動し、地域の発展に貢献できる生徒」)の実現を定めました。
今年度はその具体的な試みとして、新たな「総合的な探究の時間」プログラム「BRIDGE( ブリッジ)」をスタートさせます。SDGs の視点から地域の課題を探究し、自分の興味・関心を深め、キャリア意識を高めることを目標としています。「BRIDGE」という名前には、新しい時代の架け橋になってほしいという本校職員の願いが込められています。プログラムでは、「探究フィールドワーク」と称した外部への取材活動や SDGs の各分野の専門家を招いた研究講座、1年間の成果を発表する研究発表会といったメニューを予定しています。ホームページでその様子をご報告できたらと考えています。
今後も本校では、社会で活躍できる力と人間性を兼ね備えた「南高生」を育てるため、工夫を凝らした教育活動を進めていく所存です。このホームページには、そうした活動の一端が紹介されています。様々な場面で躍動する南高生の姿をぜひご覧下さい。
最後になりますが、保護者、同窓生、地域の皆様、どうかこれからも一宮南高等学校の教育活動にご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
1.本校の教育目標
教育基本法の精神にのっとり、国家社会の有為な形成者として、深い知性と豊 かな情操を備え、勤労と責任を重んじ、あらゆる困難を克服できる進取の気性に 富んだ、心身ともに健全な青少年を育成する。
- 心と体を鍛え、たくましく生き抜く力をもった人間を育成する。
- 創造性豊かで、思いやりのある人間を育成する。
- 郷土を愛し、進んで奉仕する人間を育成する。
校訓 :「創造と勤勉」
2.本年度の課題、重点目標
(1) 生徒の主体性を引き出す学習指導
ア わかりやすく、知的好奇心を喚起する授業
イ 「育成したい資質・能力」を意識した指導方法の工夫
ウ 新学習指導要領施行に向けた、カリキュラム・マネジメントの推進と新しい評価方法の研究
エ 生徒用端末配備に向けた、ICTの積極的な活用 オ多忙化解消のための、教員間の教材の共有化
(2) 生徒の自己実現を目指す進路指導
ア主体的な進路選択能力の育成
イ進路目標の早期設定と情報提供の工夫
ウ面談を利用した生徒の特性把握と課題の明確化
エ高い志を持ち、挑戦しようとする意欲の形成
オ総合的な探究の時間を活用した、キャリア教育の研究
(3) 文武両道の推進
ア 部活動の活性化と生徒主体の学校行事の推進
イ 他者と協働する機会、目標に挑戦する場の設定
ウ あらゆる機会を利用した、豊かな人間性と社会性の育成と自己肯定感の向上
(4) 地域から信頼される学校づくり
ア 成人年齢引き下げ(2022)に向けた、社会人としての規範意識の育成
イ 学校ホームページによるタイムリーな情報提供
ウ 学校評価の実施方法やアンケート項目の見直しとPDCAサイクルの推進
エ 安全で安心な学校環境の整備 オ事故や不祥事の防止と働き方改革の推進
カリキュラム
主体性をはぐくむ多様なコース設定
生徒の適正・能力に応じた教育課程を構成し
様々な進路希望に対応できるよう配慮しました。

きめ細やかな学習指導
■尾張一宮駅より
名鉄バス岩倉行乗車→元小山下車 東200m、北50m
■名鉄岩倉駅より
名鉄バス尾張一宮駅前行乗車→元小山下車 東200m、北50m