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水泳部 選手を支えています プールサイド編

自己ベストを目指して、ゼロコンマ何秒を削り出すために懸命に泳ぐ選手たち。球技のように道具を使うわけでもなく、己の身体ひとつで闘う過酷な競技。ひたむきに努力する姿は見ていて清々しいです。

また、選手たちが練習に専念できるよう献身的に支えるマネージャーたち。彼女らの担う仕事は多岐にわたります。水泳部はマネージャーの支えなくしては部活が成り立たないと断言できます。

そこで今回は、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません。

練習前、最初にやることは、水質検査です。マネージャーは手際よくいとも簡単に行いますが、他部活の人間が見ると、ちょっとした理科の実験をしているように思えるでしょう。以下、その手順です。

① 温度計で気温と、プール中央の水温を計測する。
② 管理室から残留塩素PH測定器を持ってくる。
③ 2対の付属試験管の目盛りの高さ(10ml)まで採水し、検水とする。
④ 残留塩素測定用錠剤試薬をひとつの試験管に添加し、ふたをして5~10秒軽く振る。
⑤ もうひとつの試験管には、茶色い小瓶に入ったPH指示薬をスポイトで目盛りの高さま  で吸い上げ、添加する。
⑥ 残留塩素測定用のダイヤルをコンバレータにセットする。
⑦ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑧ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑨ PH測定用のダイヤルをコンバレータに差し替える。
⑩ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑪ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑫ ①と⑥と⑨の測定値を、安全管理のために義務付けられている「プール管理日誌」に記入する。

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さて、水質検査の次に行うことは、テント張りです。天井のないプールにおいては、直射日光を避けられる場所の確保が大事です。プールサイドにテントを張り、各足に重しを載せます。

それから、倉庫に保管してある練習用具(マルチボードやハンドパドルなど)を準備します。管理室からキャスター付きのスポーツタイマーも引っ張ってきます。

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一連の準備は、選手が水着に着替える間に、てきぱきと行われていきます。その働きのおかげで、選手は安心して泳ぐことができるのです。

 

ちなみに、野外のためどうしてもプール水面には様々なものが浮かびます。鍋料理の灰汁をすくうように、専用道具で常にキレイにすることも心がけています。

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