WIN_20220408_17_13_03_Pro 1

水泳部#16 県大会出場を狙って

第76回愛知県高等学校総合体育大会水泳競技尾張支部予選会大会が6月18・19日に開催されます。リレー種目を除き、1人2種目まで出場が可能というルール。だからこそ悩みます。

《男子部員がエントリーできる種目》

男子4×100mメドレーリレー、男子400m自由形、男子200m個人メドレー、男子100m背泳ぎ、男子100m自由形、男子100mバタフライ、男子100m平泳ぎ、男子4×100mフリーリレー、男子1500m自由形、男子200m平泳ぎ、男子200m背泳ぎ、男子50m自由形、男子200m自由形、男子200mバタフライ、男子400m個人メドレー、男子4×200mフリーリレー

WIN_20220508_10_55_26_Pro

《女子部員がエントリーできる種目》

女子4×100mメドレーリレー、女子400m自由形、女子200m個人メドレー、女子100m背泳ぎ、女子100m自由形、女子100mバタフライ、女子100m平泳ぎ、女子4×100mフリーリレー、女子800m自由形、女子200m平泳ぎ、女子200m背泳ぎ、女子50m自由形、女子200m自由形、女子200mバタフライ、女子400m個人メドレー、女子4×200mフリーリレー

WIN_20220508_10_37_42_Pro

各泳法・距離の持ちタイムを勘案し、ライバル校の動向を予想し、エントリー種目を決定します。尾張地区を勝ち抜いて県大会出場につながることを期待しています。

 

おまけの施設紹介です。

以前ご紹介した(5月9日HP掲載「GW泳いでいます」)プール用屋外シャワーは、腰洗い槽を埋めて設置した、6連型で放水管がたくさんあるものでした。

今回はプールサイドにあるものです。単水栓タイプが横並びで3本、プールの東側と西側に立っています。シャワーヘッドから真下に水が勢いよく飛散します。はじめて入水する直前に体を濡らしたり、練習が終わったときに洗い流したりするために使用しています。

WIN_20220508_10_13_31_Pro

WIN_20220528_13_58_48_Pro

水泳部#15 先輩後輩の絆

北海道への修学旅行によって、2年生を除いた1・3年生での活動が続きます。

さて、先週の土曜日、水泳部OBが後輩を激励に訪れてくれました。

WIN_20220528_13_36_46_Pro

懐かしい面々です。3月に卒業したばかりにもかかわらず、もう大学生らしい容姿に。3年間泳いだ母校のプールに入り、往年の泳ぎを後輩に見せてくれました。

WIN_20220528_14_30_54_Pro

2年間苦楽を共にした3年生とは楽しげで、1年生にも大変刺激になったと思います。

WIN_20220528_14_33_25_Pro

先輩と後輩の関係は一生の宝物です。限界を突破しベストタイムを叩き出す、大会で活躍して勝ち上がる、これらのことは大切ですが、好きな水泳を通した人と人とのつながりが、最も価値のあるものではないかと改めて思わされた日でした。

WIN_20220528_13_58_48_Pro

WIN_20220408_17_13_03_Pro 1

水泳部#14 1分1秒も無駄にせず

2年生は修学旅行の関係で数日間練習に来られませんが、先輩たちの分まで気合の入った1年生と、業後補習後わずかな時間でもプールに駆けつける3年生がいます。1分1秒に泣く競技に携わる以上、活動を許された下校時間ギリギリまで、時間を無駄にしないよう心がけています。

WIN_20220525_18_05_50_Pro

WIN_20220525_17_30_14_Pro WIN_20220525_17_31_21_Pro WIN_20220525_17_32_14_Pro WIN_20220525_17_32_58_Pro

また、ホワイトボードに書いたり、ビート板に貼ったりして、分刻みのメニューを確認しながら泳ぎます。部長がテキパキと指示するのに加えて、タイマーを読み上げて時間を管理するマネージャーの役割も大きいです。限られた練習時間での効率性UPを目指しています。

WIN_20220525_17_44_55_Pro

WIN_20220412_17_17_08_Pro1

水泳部#13 どれくらいの大きさ?

今回はプールの規格についてご紹介します。

 

部員が日々練習する本校のプールは、長さ25メートルで、水泳業界では「短水路」と呼ばれます。(長さ50メートルの「長水路」の学校は少ないです。)浅いところで水深1.3メートル、中央の最深部で1.6メートルです。

WIN_20220508_10_37_16_Pro

尾張地区予選は「長水路」の学校会場で行われ、タイムはストップウォッチで計ります。泳者も計測者も0.01秒差の闘いは熾烈で緊張感たっぷり。

 

一方、県大会は、名古屋市南区にある日本ガイシアリーナ内のプールで行われますが、こちらは野外ではなく室内。しかも広く美しい。水深2.0メートルで10レーンある「長水路」。水質も抜群で、透明度に感動します。毎日どれほどの努力を要するか、と頭が下がる思いです。

 

そのような日本水泳連盟公認プールには、飛び込み台下の壁面にタイムを測定するためのタッチ板がついています。厚さ1センチ。わずか1センチですが、0.01秒を争う闘いなので、厳格に短水路25.01メートル、長水路50.02メートルに設計されています。そのことだけでも、水泳の試合はどれほど厳しい競争を繰り広げるかお分かりでしょう。

 

自己ベストから0.01秒を削り取るために、過去の自分を今の自分が追い抜くために、地道な練習に励みたいと思います。

WIN_20220508_10_36_17_Pro

WIN_20220408_17_13_03_Pro 1

水泳部#12 金メダリストの金言

1学期の中間考査が終わりました。

1年生部員は、高校生活初の定期考査で戸惑いもあったでしょうか。2年生部員は、文系・理系に分かれての初試験で、昨年度との違いを感じたかもしれません。

3年生部員は、より難度の高い内容の理解に余念がなかったはずです。また、テスト週間で部活が休みになっている間に卒業アルバムの部活動写真の撮影もありました。一斉に飛び込む姿は躍動的で水面に映えました。

10日ほど空いた練習が再開し、これから総体に向けての仕上げに入っていきます。6月18・19日に尾張地区予選、6月25・26日が県大会です。2020年4月に入部した3年生もいよいよ総決算。勝負の時が刻々と近づきます。

 

さて、ここで3年生の入部少し前、2018年に時計を戻してみます。

この年は一宮南高校の40周年でした。実は、周年行事の記念講演にて、水泳の金メダリストが本校にいらっしゃったのです。バルセロナオリンピックで金メダルを取った鈴木大地スポーツ庁長官(当時)です。潜行する「バサロ泳法」が代名詞の世界的な選手です。まだ生まれていない部員よりも、保護者の皆様であれば、その名を知らない方はいないのではないでしょうか。

 

本校公式ホームページの当該記事を再掲載します。

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

 

本日、一宮南高校創立40周年記念事業の一環として、スポーツ庁長官 鈴木大地氏をお迎えし、記念講演が行われました。

演題は「昨日までの自分を越えていけ」。生徒、保護者に向けて、日本のスポーツ行政に関わる話題をおりまぜていただきながら、生徒に対して、元気の出る、明るい希望をもつことができる講演内容でした。

1984年ロサンゼルスオリンピック、1988年ソウルオリンピックでのご自身のお話、2020東京オリンピックに向けた取組の一端も語られ、この中から大会に関係する人もいるかもしれません、とのお言葉に大会が近づいてきたという実感がわいてきました。鈴木氏の講演の中でのお言葉、「正々堂々と戦う。正々堂々と勝つ。正々堂々と負ける。」「カマラデリー(ライバルを越えた仲間意識【フランス語を語源とする言葉】)をもつ」「海外に出てさまざまな価値観を学んで欲しい」などのメッセージに、たいへん多くのことを学びました。

本校は、今日を新たなスタートとして、新たな時代に主体的に対応し、課題に向かって新しい道を切り拓くたくましい人材の育成に教育を通して社会に寄与するとともに、生徒、保護者、地域に愛される学校を目指して、引き続き努力する所存です。今後とも、本校の教育活動に御理解と御協力をたまわりますようお願い申し上げます。

BAE_1747 (1024x683)

BAE_1736 (1024x683)

IMG_5058 (1024x683)

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

いかがでしょう。鈴木大地スポーツ庁長官(当時)のメッセージは今もなお一宮南高校を導くものです。そして、背泳ぎで世界を制した水泳の先輩からの想いは、特に水泳の後輩である部員たちがかみしめなくてはなりません。大変ありがたい縁があることに改めて意識を高くし、総体に向けて日々練習を重ねていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

WIN_20220518_15_52_45_Pro

WIN_20220412_17_17_08_Pro1

水泳部#11 選手を支えています バックヤード編その2

前回バックヤード編その1に続いて、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません

 

巷で話題の秘密の扉です。中はどのようになっているでしょうか。

WIN_20220508_10_01_41_Pro

鍵を開けると……ポンプ室でした。高さが1メートルほどしかないので、時計を持ったウサギを追いかけるアリスの気分⁈で、頭をぶつけないように腰を屈めて入ります。

WIN_20220508_10_04_05_Pro

中はこんな感じです。動いているので工事現場並みの音がします。

WIN_20220508_10_02_36_Pro

室内反対側は、薬剤を投入する装置たちです。

WIN_20220508_10_03_22_Pro

積まれた段ボールの山。PH(+)調整剤、プール用浄化剤、プール用殺菌・消毒剤などです。天候によってプールの水の数値は変わりますので、経験と知識で投入薬剤の種類や量を決めます。化学の実験に似ています。

WIN_20220508_10_05_10_Pro

このようにして毎日適切な水質を維持しています。練習日でも休養日でも関係なく、シーズン中は毎日管理することは大変ですが、選手が練習に専念できる環境づくりはやりがいのある役割だと言えます。

WIN_20220408_17_13_03_Pro 1

水泳部#10 選手を支えています バックヤード編その1

前回プールサイド編に続いて、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません

 

プールサイドでの残留塩素PH測定器による水質検査は記載済みです。コンバレータを朝日に照らして色調を見ると、自然を相手にするスポーツだなと感じます。

WIN_20220508_09_44_26_Pro

さて、その計測数値をもとにプールの外回りと言いますか、バックヤードの薬剤調整が関連してきますので、ご紹介しましょう。それでは探検ツアーです。

WIN_20220508_10_06_53_Pro

まずこれが温水シャワーの給湯器です。肌寒い日の命綱とも言えます。むき出しの配管がごつくて業務用感が出ています。

 

次は沪過塔です。藻等汚れた物質をろ過する装置です。画像からはわかりにくいかもしれませんが、高さ3~4メートルはある巨大なものです。

WIN_20220508_10_07_18_Pro

そして、沪過ポンプ制御盤と秘密の扉です。中はどのようになっているでしょうか。

WIN_20220508_10_01_41_Pro

WIN_20220412_17_17_08_Pro1

水泳部#9 選手を支えています プールサイド編

自己ベストを目指して、ゼロコンマ何秒を削り出すために懸命に泳ぐ選手たち。球技のように道具を使うわけでもなく、己の身体ひとつで闘う過酷な競技。ひたむきに努力する姿は見ていて清々しいです。

また、選手たちが練習に専念できるよう献身的に支えるマネージャーたち。彼女らの担う仕事は多岐にわたります。水泳部はマネージャーの支えなくしては部活が成り立たないと断言できます。

そこで今回は、サポート側にスポットを当てて、水泳部以外ではなかなか知り得ないプールの管理を紹介したいと思います。水が入っていれば泳げる、わけではありません。

練習前、最初にやることは、水質検査です。マネージャーは手際よくいとも簡単に行いますが、他部活の人間が見ると、ちょっとした理科の実験をしているように思えるでしょう。以下、その手順です。

① 温度計で気温と、プール中央の水温を計測する。
② 管理室から残留塩素PH測定器を持ってくる。
③ 2対の付属試験管の目盛りの高さ(10ml)まで採水し、検水とする。
④ 残留塩素測定用錠剤試薬をひとつの試験管に添加し、ふたをして5~10秒軽く振る。
⑤ もうひとつの試験管には、茶色い小瓶に入ったPH指示薬をスポイトで目盛りの高さま  で吸い上げ、添加する。
⑥ 残留塩素測定用のダイヤルをコンバレータにセットする。
⑦ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑧ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑨ PH測定用のダイヤルをコンバレータに差し替える。
⑩ 試薬が均一に拡散してから、発色した試験管と検水のみを入れた試験管をコンバレータにセットする。
⑪ 明るい方向に向けて測定用ダイヤルを回転させ、最も近い色調の数値から測定値を判別する。
⑫ ①と⑥と⑨の測定値を、安全管理のために義務付けられている「プール管理日誌」に記入する。

WIN_20220508_09_44_26_Pro

さて、水質検査の次に行うことは、テント張りです。天井のないプールにおいては、直射日光を避けられる場所の確保が大事です。プールサイドにテントを張り、各足に重しを載せます。

それから、倉庫に保管してある練習用具(マルチボードやハンドパドルなど)を準備します。管理室からキャスター付きのスポーツタイマーも引っ張ってきます。

WIN_20220508_10_13_05_Pro

一連の準備は、選手が水着に着替える間に、てきぱきと行われていきます。その働きのおかげで、選手は安心して泳ぐことができるのです。

 

ちなみに、野外のためどうしてもプール水面には様々なものが浮かびます。鍋料理の灰汁をすくうように、専用道具で常にキレイにすることも心がけています。

WIN_20220508_10_50_24_Pro

WIN_20220408_17_13_03_Pro 1

水泳部#8 GW泳いでいます

満水のプールにコースロープとフラッグを設置しました。鮮やかな色が映えます。

WIN_20220504_09_51_14_Pro

汗ばむほどの気温にもかかわらず、水の中は鳥肌が立つ冷たさ。まだ5月です。

入水前にしっかりとストレッチし、からだをほぐします。

WIN_20220504_10_06_25_Pro

9コースに分かれて、練習です。泳法や距離を変えて何本も何本も泳ぎます。

シーズン序盤なのでベストの泳ぎには遠くても、大会に照準を合わせて気持ちを高めていきます。オフシーズンに頑張った陸上トレーニングの成果が出ることを期待しています。

WIN_20220504_10_47_30_Pro WIN_20220504_10_51_15_Pro WIN_20220504_10_57_35_Pro

練習後、温水シャワーで温まります。なんだかかわいい光景です。

WIN_20220504_12_18_54_Pro WIN_20220504_12_19_11_Pro

WIN_20220412_17_17_08_Pro1

水泳部#7 プール掃除大作戦 最終日

土曜日の記念撮影の後、水を入れはじめました。

そして月曜日。

満水になったプールがこちらです。

WIN_20220502_11_02_30_Pro

Beforeと比べてみてください。歴然たる差。

WIN_20220428_14_21_03_Pro

射す光に照らされてきれいです。

WIN_20220502_11_02_39_Pro

本日よりオンシーズン。部員は活き活きと泳ぎます。

これから6月の総体に向けて練習を積み重ねますので、応援よろしくお願いします。